大和君は8歳と高齢で、すでに1年以上かかりつけの先生のところで甲状腺ホルモンの投与を受けていたものの
毛は抜ける一方とのことで当院にご来院されました。
実はアロペシアXは季節によって調子がいいときと悪いときがあり、
2月~7月くらいは発毛しやすい時期
8月~1月ごろはかなり調子が悪くなりやすい時期なのです。
人間も春先に成長毛が増え、秋に減るという論文もありますので、関係があるのかもしれません。
大和君の治療開始は7月。ホルモン治療などが落ち着くのに年もあるから2か月くらいかかるかもしれない、
そうなると調子が悪くなってくる9月に突入してしまう・・・と心配をしていたのですが
なかなかのハイペースで反応してくれ、あっという間に無毛部分がなくなって元気なモフモフ君になってくれました。
この間ずっとかかりつけの先生からは甲状腺のホルモンだけを処方されており、
当院にかかっていることを内緒にしていたようで「この治療には効果がある!」とぬか喜びさせてしまったようですが
今後のお付き合いもあるから言いにくいかもしれないけどさすがにちゃんと言いましょうとお伝えし、
かかりつけの先生に事実を話したところ「もっと早く言ってよ・・・」と言われてしまったとのこと。
まあそうですよね。隠されていた方がショックだと思います。
私としては、できればかかりつけの先生とはタッグを組んで患者さんの治療にあたりたいと思っておりますので、
治療に関しては処方内容などもお伝えしておりますし、お問い合わせがあればお答えしております。
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